C#:
標準エラーへの書き込み
方法:
C#で標準エラーに書き込むには、Console.Error
ストリームを使用できます。このストリームは、エラーメッセージと診断のために特別に使用されます。基本的な例を以下に示します。
Console.Error.WriteLine("Error: Failed to process the request.");
標準エラーへのサンプル出力:
Error: Failed to process the request.
Serilog
や NLog
のように、高度なログ機能を提供するサードパーティのライブラリを使用している場面では、これらのライブラリを構成してエラーログをstderrに書き出すことができます。これらの例は単純なコンソールリダイレクションに焦点を当てていますが、本番アプリケーションでは、ログフレームワークがより堅牢なエラー処理と出力オプションを提供することを覚えておいてください。Serilog
を使用した簡単な例を以下に示します。
まず、SerilogパッケージとそのConsoleシンクをインストールします:
Install-Package Serilog
Install-Package Serilog.Sinks.Console
次に、Serilogを標準エラーに書き込むように構成します:
using Serilog;
Log.Logger = new LoggerConfiguration()
.WriteTo.Console(standardErrorFromLevel: Serilog.Events.LogEventLevel.Error)
.CreateLogger();
Log.Information("This is a normal message.");
Log.Error("This is an error message.");
エラーメッセージの標準エラーへのサンプル出力:
[15:04:20 ERR] This is an error message.
注:SerilogのConsoleシンクでのstandardErrorFromLevel
の設定は、指定されたレベル(この場合はError)またはそれ以上のすべてのログイベントを標準エラーストリームにリダイレクトし、情報のような低レベルのメッセージは標準出力ストリームに書き込まれます。