デバッグ出力を表示する

C#:
デバッグ出力を表示する

How to: / 方法

using System;

class DebugExample
{
    static void Main()
    {
        // 標準的なデバッグ出力
        Console.WriteLine("Debug: Start of Main");
        
        // エラーを模擬するための変数
        int zero = 0;
        
        try
        {
            int result = 10 / zero;
        }
        catch (DivideByZeroException ex)
        {
            // エラーメッセージの出力
            Console.WriteLine($"Error: {ex.Message}");
        }
        
        // プログラムの終わりを知らせる
        Console.WriteLine("Debug: End of Main");
    }
}

Sample Output:

Debug: Start of Main
Error: Attempted to divide by zero.
Debug: End of Main

Deep Dive / より深く

デバッグ出力は昔からある機能です。言語によっては printprintln などで出力しますが、C#では Console.WriteLine を使ってコンソールに書き出します。代わりにログファイルを使用することもあります。

C#では、System.Diagnostics.Debug クラスを使うことでデバッグ中にのみ出力されるメッセージを管理できます。例えば Debug.WriteLine() はリリースビルドで削除されます。

また、Trace クラスは Debug クラスと同様ですが、リリースビルドでも出力され続けるため、本番環境でもトレース情報を残すことができます。

実際の開発では、多くのアプリケーションでより進んだログライブラリ(例: log4netNLog)も使われます。これらは出力をカスタマイズしたり、異なる出力先(ファイル、データベース等)を選択できます。

See Also / 関連情報