数値の四捨五入

Dart:
数値の四捨五入

方法:

Dartは、丸め操作のために、そのコアnum型にネイティブメソッドを提供しています。ここでは、round()floor()ceil()のメソッドや、特定の小数点以下の桁数に丸める方法を探ります。

最も近い整数に丸める:

var number = 3.56;
print(number.round()); // 出力: 4

切り捨てる:

print(number.floor()); // 出力: 3

切り上げる:

print(number.ceil()); // 出力: 4

特定の小数点以下の桁数に丸める:

特定の小数点以下の桁数に丸めるためには、文字列を返すtoStringAsFixed()メソッドを使うか、dart:mathpowと組み合わせて数値結果を得ることができます。

import 'dart:math';

var number = 3.56789;
String roundedString = number.toStringAsFixed(2); // 表示目的
print(roundedString); // 出力: 3.57

double roundedNumber = double.parse(roundedString);
print(roundedNumber); // 出力: 3.57

// 代替方法で数値結果を得るには:
double roundedToDecimal = (number * pow(10, 2)).round().toDouble() / pow(10, 2);
print(roundedToDecimal); // 出力: 3.57

Dartのコアライブラリはほとんどの丸めニーズを効果的にカバーしていますが、より複雑な数学的操作や正確な丸め要件については、decimalのようなライブラリが役立つ場合があります。decimalライブラリは、精度を失うことなく十進数で作業する簡単な方法を提供し、特に財務計算に便利ですが、示されたような単純な丸め方法については、通常、Dartコア機能で十分です。