Elm:
文字列から日付をパースする
方法:
Elmは他の言語ほど日付解析のための組み込み機能は強力ではありませんが、主にJavaScriptの相互運用やライブラリーを用いてより複雑な操作を行います。しかし、基本的な解析にはelm/time
パッケージを使用でき、より複雑なニーズに対しては、サードパーティのjustinmimbs/date
ライブラリーが広く推奨されています。
elm/time
を使用した解析:
elm/time
はTime
モジュールを提供しており、人が読める日付の代わりにタイムスタンプで作業できます。文字列から直接日付を解析する機能はありませんが、ISO 8601形式の文字列をPOSIXタイムスタンプに変換し、それを用いて作業ができます。
import Time exposing (Posix)
-- ISO 8601形式の日付文字列があると仮定
isoDateStr : String
isoDateStr = "2023-01-01T00:00:00Z"
-- POSIXタイムスタンプに変換(この関数は`Result`を返す)
parsedDate : Result String Posix
parsedDate = Time.fromIsoString8601 isoDateStr
-- サンプル出力: Ok <posix time value>
justinmimbs/date
を使用した解析:
より複雑な解析、例えばISO形式以外を扱う場合、justinmimbs/date
ライブラリーは優れた選択肢です。こちらはカスタム日付文字列を解析する方法です:
- ライブラリがインストールされていることを確認してください:
elm install justinmimbs/date
- カスタム日付形式を解析するために、
Date.fromString
関数を使用します:
import Date
import Result exposing (Result(..))
-- カスタム日付文字列形式`dd-MM-yyyy`があると仮定
customDateStr : String
customDateStr = "01-01-2023"
-- カスタム形式を解析する関数
parseDate : String -> Result String Date.Date
parseDate = Date.fromString "dd-MM-yyyy"
-- サンプル使用法
parsedCustomDate : Result String Date.Date
parsedCustomDate = parseDate customDateStr
-- サンプル出力: Ok (Date.fromCalendarDate 2023 Jan 1)
これらの例では、Result
型は正常に解析された日付(Ok
)もしくはエラー(Err
)のいずれかをカプセル化し、Elmアプリケーションの頑健なエラー処理を実現します。