デバッグ出力を表示する

Java:
デバッグ出力を表示する

How to: (方法)

Javaでデバッグ出力をする基本的な方法を紹介します。

public class DebugExample {
    public static void main(String[] args) {
        int sum = 0;
        for (int i = 0; i < 10; i++) {
            sum += i;
            System.out.println("i = " + i + ", sum = " + sum); // デバッグ出力
        }
    }
}

実行結果:

i = 0, sum = 0
i = 1, sum = 1
i = 2, sum = 3
i = 3, sum = 6
i = 4, sum = 10
i = 5, sum = 15
i = 6, sum = 21
i = 7, sum = 28
i = 8, sum = 36
i = 9, sum = 45

Deep Dive (深掘り)

デバッグ出力の歴史は古く、昔のプログラミングでは印刷機やポンチカードに直接出力することから始まりました。今では、System.out.println() のようなコマンドでコンソールに出力するのが一般的です。

代替として、より強力なロギングフレームワーク(log4j、SLF4Jなど)があります。これらは出力のレベル(INFO、DEBUG、ERRORなど)を設定したり、コンソール以外の場所(ファイル、ネットワーク)に出力したりできます。

デバッグ出力の実装には、条件付きで出力を切り替える(本番環境でのパフォーマンスへの影響を避けるため)などの考慮が必要です。Javaではコンパイル時に指定する assert ステートメントも使え、条件がfalseの時にメッセージを出力します。

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