JavaScript:
日付を文字列に変換する
How to (方法)
// 現在の日付を取得
const now = new Date();
// 標準のtoString()メソッドを使う
console.log(now.toString()); // "Wed Apr 05 2023 17:00:00 GMT+0900 (Japan Standard Time)"
// toISOString()メソッドで国際標準形式に
console.log(now.toISOString()); // "2023-04-05T08:00:00.000Z"
// toLocaleString()でローカライズされた日付
console.log(now.toLocaleString('ja-JP')); // "2023/4/5 17:00:00"
Deep Dive (掘り下げ)
初期のJavaScriptでは、日付を扱う方法が非常に基本的でした。ECMAScript 5では、Date.prototype.toISOString
のようなメソッドが登場し、ISO 8601形式で日付を文字列化する国際標準が提供されました。さらに、Date.prototype.toLocaleString
はロケール情報に基づいた書式で表示でき、カスタムオプションも利用可能になりました。これらのメソッドは、ブラウザ間での一貫性とデータのグローバルな交換をサポートします。
代替方法としてのライブラリも存在します。Moment.js、Date-fns、Day.jsなどが日付の処理やフォーマットに特化した機能を提供します。これらは柔軟性が高く、復雑な日付操作が必要な場合に有用です。
実装の詳細では、toString()
はブラウザやサーバーのタイムゾーン設定に依存しており、常に一貫した出力が得られるとは限りません。一方、toISOString()
はUTC時間で一貫したISO形式を提供し、toLocaleString()
はユーザーごとの表示設定の違いを吸収します。