Kotlin:
コマンドライン引数の読み取り
How to (方法)
Kotlinでコマンドライン引数を扱うのは簡単です。main
関数のパラメータとして args: Array<String>
を使います。
fun main(args: Array<String>) {
if (args.isNotEmpty()) {
println("引数が見つかりました:")
for (argument in args) {
println(argument)
}
} else {
println("引数はありません。")
}
}
実行例:
> kotlinc Main.kt -include-runtime -d Main.jar
> java -jar Main.jar こんにちは 世界
引数が見つかりました:
こんにちは
世界
Deep Dive (詳細な解説)
コマンドライン引数は歴史的にプログラムへの初期のインターフェース方法でした。Kotlinでは、他の言語(例:Java)と同様に扱います。main
関数内でargs
配列にアクセスし、Array<String>
型の引数を扱います。Kotlin1.3以前では、Array<String>
を明示的に指定する必要がありましたが、1.3以降はこのパラメータを省略可能になりました。
例として、Apache Commons CLIやKotlinx CLIなどの外部ライブラリを使って、より複雑なコマンドライン処理を行うこともできます。実装詳細に興味があるなら、ソースコードを読むのも一つの手です。
See Also (参照)
- Kotlin公式ドキュメンテーション: https://kotlinlang.org/docs/command-line.html
- Kotlinx CLI: https://github.com/Kotlin/kotlinx-cli
- Apache Commons CLI: https://commons.apache.org/proper/commons-cli/