Python:
デバッグ出力を表示する
How to: (方法)
Pythonではprint()
関数を使ってデバッグ出力を行います。簡単な例を見てみましょう。
# 変数の値を出力
number = 42
print(f"number の値は: {number}")
# エラーを特定するための出力
for i in range(5):
print(f"ループの {i} 回目")
# 何かしらの処理...
出力結果:
number の値は: 42
ループの 0 回目
ループの 1 回目
ループの 2 回目
ループの 3 回目
ループの 4 回目
Deep Dive (深い潜水)
デバッグ出力の概念は、プログラミングの始まりと共に存在していました。古い時代には、紙のテープに穴を開けることでデバッグ情報を出力していました。今では、print()
関数だけでなく、ログライブラリ(logging
モジュール等)でより柔軟なデバッグ出力をする手法もあります。
print()
はシンプルで直接的な方法ですが、本番環境での出力には適していません。そこで例えばlogging
モジュールが使われます。ログレベルを設定でき、デバッグ、情報、警告、エラー、致命的エラーを区別して出力することができます。
例:
import logging
logging.basicConfig(level=logging.DEBUG)
logging.debug("これはデバッグメッセージです")
logging.info("これは情報メッセージです")
logging.warning("これは警告メッセージです")
実装時は、変数などの動的な情報を出力するために、文字列の書式設定機能をよく使用します。Python 3.6以上では、フォーマット済み文字列リテラル(f-strings)を使うと便利で読みやすいコードになります。