数値の丸め処理

Ruby:
数値の丸め処理

方法:

# 基本的な丸め
puts 3.14159.round      # => 3
puts 2.6.round          # => 3

# 精度の指定
puts 3.14159.round(2)   # => 3.14
puts 2.675.round(2)     # => 2.68

# 切り捨て
puts 2.9.floor          # => 2

# 切り上げ
puts 2.1.ceil           # => 3

# ゼロに向かって丸め
puts -2.9.round         # => -3
puts -2.9.truncate      # => -2

サンプル出力:

3
3
3.14
2.68
2
3
-3
-2

詳細な解説

数値の丸めは新しいことではありません。人間は何世紀にもわたり、計算を容易にするためや、彼らの道具の限界内で作業するために数字を丸めてきました。Rubyにおけるroundメソッドは多様で、デフォルトで最も近い整数に丸めることも、指定された小数点以下の桁に丸めることもできます。

roundの代わりとなるメソッドには、常に値を切り下げるfloorと、常に値を切り上げるceilがあります。小数点以下を単に切り捨てたい場合はtruncateを使用します。

歴史的に見て、コンピュータにおいては、浮動小数点算術の固有の不正確さに対処する際に、丸めが重要になります。Rubyはほとんどの言語と同様に、浮動小数点数に関してIEEE 754標準に従っているため、プログラマーは大抵、丸めを予測し、信頼することができます。

ただし、もっと多くのことがあります。たとえば、バンカーズラウンディング(別名偶数への丸め)のような概念は、roundメソッドがデフォルトで提供していないため、Ruby開発者が手動で実装する必要があるかもしれません。

関連項目