Rust:
コマンドライン引数の読み取り
How to: (やり方)
Rustでコマンドライン引数を読み取る基本的なコードはシンプルです。
use std::env;
fn main() {
let args: Vec<String> = env::args().collect();
println!("{:?}", args);
}
このコードを実行すると、以下のような出力になります。(実行例: cargo run hello world
)
["path/to/executable", "hello", "world"]
Deep Dive (深い潜在)
歴史的背景
コマンドライン引数の読み取りはUNIX時代からの伝統的な方法です。Rustでは、std::env
モジュールを使ってこの機能を提供します。
代替案
他のライブラリ、例えばclap
やstructopt
を使うことで、より複雑なコマンドライン解析を行うことができます。これらはオプションのパーシング、サブコマンドの処理、自動的なヘルプメッセージの生成などの機能を提供します。
実装の詳細
std::env::args
はイテレータを返します。これは遅延評価で、要求されたときにのみ引数を取得します。collect()
メソッドを使って、イテレータからベクタを作ることができます。
See Also (関連情報)
- 公式ドキュメント: std::env