Rust:
文字列の連結
How to: (やり方)
Rustでは文字列を連結する方法がいくつかあります。シンプルな例を見てみましょう。
fn main() {
let greeting = "こんにちは".to_string();
let name = "世界";
let exclamation = "!";
// 方法1: `+`演算子を使う
let message = greeting + ", " + name + exclamation;
println!("{}", message); // 出力: こんにちは, 世界!
// 方法2: format! マクロを使う
let formatted_message = format!("{}, {}{}", greeting, name, exclamation);
println!("{}", formatted_message); // 出力: こんにちは, 世界!
}
Deep Dive (さらなる情報)
Rustではメモリ安全性を重視していて、文字列連結も例外ではありません。+
演算子を使う際、所有権の観点から最初の変数が消費されます。つまり、greeting + ", "
とするとgreeting
はもう使えません。これを避けるためにformat!
マクロが使われることが多いです。
過去には他の言語のような.concat()
メソッドや.join()
メソッドがRustにもありましたが、現在はformat!
マクロや+
演算子が推奨されています。これらの方法は所有権のルールや型チェックに沿って安全に文字列を結合できます。