Swift:
数値の丸め処理
方法:
Swiftでは、数値を丸めるいくつかの方法が提供されています。こちらが一例です:
let original = 3.14159
// 標準の丸め
let standardRounded = round(original) // 3.0
// 特定の小数点以下での丸め
let decimalRounded = Double(round(original * 1000) / 1000) // 3.142
// 切り捨て
let roundedDown = floor(original) // 3.0
// 切り上げ
let roundedUp = ceil(original) // 4.0
print("Standard: \(standardRounded), Decimal: \(decimalRounded), Down: \(roundedDown), Up: \(roundedUp)")
出力:Standard: 3.0, Decimal: 3.142, Down: 3.0, Up: 4.0
詳細解説
歴史的には、丸めはコンピュータより前からある数学の概念で、商業や科学に欠かせないものです。SwiftのFoundation
フレームワークは、包括的な丸め機能を提供します:
round(_: )
は良く知られた半分上げの丸めです。floor(_: )
とceil(_: )
は方向性のある丸めを扱います。rounded(.up/.down/.toNearestOrAwayFromZero)
は丸めルールの列挙型を用いて、より細かい制御を可能にします。
精密な財務計算のためのDecimal
型に注意し、浮動小数点のエラーを避けましょう。また、Objective-Cとの互換性のためにNSDecimalNumber
も探求してください。
参照
- 浮動小数点算術のためのIEEE標準 (IEEE 754): IEEE 754