TypeScript:
日付を文字列に変換する
何となぜ?
日付を文字列に変換することは、日付データを読みやすい形式にするプロセスです。ログ記録、ユーザーインターフェース表示、または日付のフォーマットを標準化するためにプログラマーはこれを行います。
How to:
どうやって:
// 日付を作成
const now = new Date();
// toLocaleStringを使って日付を文字列に変換(日本のロケール)
const str = now.toLocaleString('ja-JP');
console.log(str); // 出力例: "2023/4/1 12:00:00"
// toISOStringを使ってISO 8601フォーマットの文字列に変換
const isoStr = now.toISOString();
console.log(isoStr); // 出力例: "2023-04-01T03:00:00.000Z"
Deep Dive:
詳細情報:
JavaScriptが1995年に登場して以来、日付と時刻の扱いは重要な要素でした。TypeScriptはJavaScriptのスーパーセットなので、日付を扱う方法も似ています。Date
オブジェクトは多くのメソッドを提供していますが、.toLocaleString()
, .toString()
, .toUTCString()
, .toISOString()
などがあります。これらのメソッドは、それぞれ異なるケースに適用されます。例えば、.toLocaleString()
はロケールに応じた形式で、.toISOString()
はISO 8601形式で日付や時刻を表現します。
.toLocaleString()
では、言語や国に応じて日付と時刻の形式を調整できます。これは国際化が要求されるアプリケーションに適しています。.toISOString()
は、データベースやAPI通信で使われることが多く、タイムゾーンの偏りなしで日付を表現できるという利点があります。
代替手段としては、ライブラリを使用する方法があります。Moment.jsが長らくスタンダードでしたが、今日ではDay.jsやdate-fnsのような軽量でモダンなライブラリが推奨されます。
See Also:
関連情報:
- MDN Web DocsにおけるDateオブジェクト: https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Date
- Day.js: https://day.js.org/
- date-fns: https://date-fns.org/
- ISO 8601について: https://www.iso.org/iso-8601-date-and-time-format.html