TypeScript:
一時ファイルの作成
How to: (やり方)
TypeScriptで一時ファイルを作るコード例です。fs
モジュールとos
モジュールを使っています。
import * as fs from 'fs';
import * as os from 'os';
import * as path from 'path';
// 一時ファイルを作成する関数
function createTempFile(prefix: string): fs.WriteStream {
const tempDir = os.tmpdir();
const tempFilePath = path.join(tempDir, `${prefix}-${Date.now()}`);
return fs.createWriteStream(tempFilePath);
}
// 使用例
const tempFile = createTempFile('my-app');
tempFile.write('Hello, temporary world!');
tempFile.end();
tempFile.on('finish', () => {
console.log(`Temporary file created at: ${tempFile.path}`);
});
// 出力例:
// Temporary file created at: /tmp/my-app-1612341234123
Deep Dive (掘り下げ)
一時ファイルの概念は、UNIX系のシステムの初期から存在しています。ファイルが自動的に消されることを期待して、伝統的に/tmp
ディレクトリに作られることが多いです。Node.jsでは、fs
モジュールがファイル操作を、os
モジュールがtmpdir
メソッド提供し、システムの一時ディレクトリの位置を取得できます。代替方法としてtmp
パッケージのような高位なライブラリを使うこともできますが、標準モジュールで簡単に行けます。ガベージコレクションに依存せず、一時ファイルを適切に処理することは、リソース漏洩を防ぐために重要です。
See Also (関連情報)
- Node.js
fs
モジュールのドキュメント: https://nodejs.org/api/fs.html - Node.js
os
モジュールのドキュメント: https://nodejs.org/api/os.html tmp
パッケージのnpmページ: https://www.npmjs.com/package/tmp