テキストの検索と置換

TypeScript:
テキストの検索と置換

How to: (やり方)

TypeScriptでは、Stringオブジェクトのreplace()メソッドを使ってテキストを検索し、置換します。以下の例を見てください。

const greeting: string = "Hello, World!";
const newGreeting: string = greeting.replace("World", "TypeScript");

console.log(newGreeting); // 出力: Hello, TypeScript!

replace()メソッドは正規表現も受け取れます。一致するすべての文字列を置換するには、グローバルフラグを使います。

const errors: string = "Error: 001, Error: 002, Error: 003";
const fixedErrors: string = errors.replace(/Error: \d{3}/g, "Fixed");

console.log(fixedErrors); // 出力: Fixed, Fixed, Fixed

Deep Dive (掘り下げ)

歴史的に見ると、テキストの検索と置換はエディタやWordプロセッサで一般的な機能でした。しかしプログラミングにおいても、ログファイルの分析やコードのリファクタリングなどで非常に重要です。

検索置換にはreplace()の他にも方法があります。たとえば、split()join()を組み合わせる方法がありますが、通常の操作よりも手間と処理時間がかかるため、単純なテキスト置換では推奨されません。

const text: string = "apple, banana, apple";
const newText: string = text.split("apple").join("orange");

console.log(newText); // 出力: orange, banana, orange

正規表現を使えば、文字列のパターンを柔軟に指定して検出・置換することが可能です。ただし、正規表現は複雑になりがちで、理解するのが難しいこともあります。ですが、マスターすると非常に強力なツールです。

See Also (関連項目)