文字列から引用符を削除する

Arduino:
文字列から引用符を削除する

方法:

Arduinoで文字列からクォートを削除するには、文字をループ処理してクォート文字なしで文字列を再構築できます。例えば:

String removeQuotes(String str) {
  String result = ""; // 結果を保持するための空の文字列を作成
  for (int i = 0; i < str.length(); i++) {
    if (str[i] != '"' && str[i] != '\'') { // 各文字を確認
      result += str[i]; // クォートでなければ結果に追加
    }
  }
  return result;
}

void setup() {
  Serial.begin(9600);
  String testStr = "'Hello, World!'";
  Serial.println(removeQuotes(testStr)); // Hello, World! と表示されるべき
}

void loop() {
  // ここでは何もしなくてよい
}

シリアルモニターでのサンプル出力は:

Hello, World!

詳細解説

文字列から文字を削除するという概念はArduinoに独特のものではなく、多くのプログラミング環境で一般的です。歴史的に、文字列操作機能は、開発者がデータをクリーンにし、効果的に解析することを可能にするために、プログラミング言語の中心的な部分を占めてきました。

上記のように手動でループ処理して新しい文字列を構築する方法に加えて、代替方法もあります。例えば、クォートを空の文字列に置き換えるために replace() メソッドを使用することができますが、可読性の管理やエスケープ文字の管理という点でトレードオフがあります。

String removeQuotes(String str) {
  str.replace("\"", ""); // すべてのダブルクォートを置き換える
  str.replace("\'", ""); // すべてのシングルクォートを置き換える
  return str;
}

トレードオフを理解することは重要です。ループメソッドは長い文字列に対しては遅くなる可能性がありますが、明示的でカスタマイズが容易です(例えば、先頭と末尾のクォートだけを削除する必要がある場合)。replace() メソッドはより簡潔で一般に早いですが、文字列内のエスケープされたクォート文字を処理する必要がある場合は、扱いが難しくなります。

関連情報

  • Arduino文字列参照:https://www.arduino.cc/reference/en/language/variables/data-types/stringobject/
  • W3SchoolsのC++の文字列操作ガイド(Arduinoの言語に関連):https://www.w3schools.com/cpp/cpp_strings.asp
  • C++(Arduinoの基本言語)における文字列操作についてのStack Overflowの議論:https://stackoverflow.com/questions/tagged/string+cpp